#07 デザインはサービス業 ── 師匠から学んだ「常に顧客を考える」覚悟

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今日のテーマは「デザインはサービス業、客商売である」です。

「存在意義と理念の紡ぎ方——師匠からの教え」シリーズ第3回目となる今回は、中部デザイン協会の西村知弘理事長と丹羽事務局長から学んだ教えをご紹介します。デザイナーはアーティストではなく顧客視点に立つ存在——その本質を「サービス業」という言葉で表現し、「圧倒的な柔軟性」で断れない提案を生み出す姿勢と、「会員に絶対にメリットを出す」という覚悟について、具体的なエピソードを交えてお届けします。


このエピソードで話していること

  • 「存在意義と理念の紡ぎ方——師匠からの教え」シリーズ第3回
  • 西村智博理事長の紹介——金沢美術工芸大学出身、カーデザイナーからスタート
  • 庭事務局長の紹介——布で描くイラストレーションという独自スタイル
  • デザインとはサービス業、客商売であるという考え方
  • 圧倒的な柔軟性——断れない提案を出す姿勢
  • 中部デザイン協会入会のエピソード——偶然の再会から入会へ
  • OB展へのCDAコーナー設置という提案
  • 理念はブレずに、手法は時代や状況に合わせて柔軟に変える
  • 会員に絶対に会費以上のメリットを出せるように常に考える
  • 会員活動の積極的な告知——ホームページ、SNS、メールマガジン
  • どんなお客様にも常にメリットを考え続ける覚悟

こんな方におすすめ

  • デザイナーをアーティストだと思っている経営者
  • 顧客視点の重要性はわかっているが、実践方法に悩んでいる
  • 断られそうな提案を通すコミュニケーション術を知りたい
  • 組織運営において会員・社員へのメリット提供を考えている
  • サービス業としてのデザインの本質を理解したい

この記事からわかるQ&A

デザインがサービス業とはどういう意味ですか?

デザイナーはアーティストではなく、顧客視点に立つ存在だということです。大企業で手を動かすデザイナーであっても、エンドユーザーを意識することが本質。「お客様視点」「エンドユーザーを意識」という最近の言葉も、「客商売」と置き換えれば昔からある概念だとわかります。

「圧倒的な柔軟性」とは具体的にどういうことですか?

断られそうな場面でも、相手が断れない提案を出す姿勢のことです。例えば、的場さんがJAGDA一本でやりたいと思っていた時、西村理事長は「今年はいいから来年度から入れ」と時間的猶予を与えたり、OB展に出したくないという理由に対しては「CDAコーナーを作る」という案を出しました。理念はブレずに、手法を柔軟に変えることが重要です。

「会員に絶対にメリットを出す」とはどういう取り組みですか?

中部デザイン協会では、丹羽事務局長が会員の活動をホームページ、Facebook、Instagram、メールマガジンで積極的に告知しています。交流会や展示イベントだけでなく、会費以上の価値を提供するために西村理事長が方針として打ち出し、丹羽事務局長が愚直に実践されています。

西村知弘理事長と丹羽事務局長はどのような方ですか?

西村理事長は金沢美術工芸大学でプロダクトデザインを学び、カーデザイナーとしてキャリアをスタート。愛知工業高校のデザイン科で長年教鞭を取られ、的場さんの恩師でもあります。ガス器具や工業製品など使う人の視点を大切にしてきた方です。丹羽事務局長は広告企画会社を経て独立したイラストレーター兼パッケージデザイナーで、布や糸、ビーズを使った独自のイラストレーションスタイルが特徴です。

デザイン団体もサービス業とはどういう意味ですか?

デザイナー個人がサービス業であるように、デザイン団体もまた会員に対してサービスを提供する存在だということです。どんな会員にも常にメリットを考え続け、対峙していない時でも意識し続けることが、サービス業としての覚悟だと語られています。

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番組情報

デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話

タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。

メインMC

的場仁利
Mat N. Studio代表
https://japan-designers.jp/profile/1453/

タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。

サブMC

纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
https://www.ast-ride.com⁠

「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。

matnuovo@gmail.com

制作

アストライド-Astride-(⁠https://www.ast-ride.com⁠

サウンドロゴ(クレジットコール):松島史奈

カバーデザイン

的場仁利(Mat N.Studio)

※ この番組は「THE VIOCE PLATFORM」から配信されています。企業の番組参加については こちら

記事を書いた人

アストライド代表 纐纈 智英

アストライド代表。「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。