このエピソードで話していること
- センスは生まれつきではなく訓練で養える──審美眼トレーニングの全体像
- 「センスがない人はいない」感覚器官としてのセンスの捉え方
- 審美眼の正体は「言語化された違和感の蓄積」である
- 街中の広告やレストランで感じた違和感を言葉にする習慣づくり
- ネガティブな違和感は自分の中に留める──周囲に共有するとネガティブな人に
- 「ヤバイ」で済ませると感覚の解像度が下がる──汎用語に頼る危険性
- デザイナーでも言語化できる人は少ない──感覚派の天才たちの実情
- 良いデザインを見分けるより、ノイズ(理念と見せ方のズレ)に気づくほうが簡単
- オールドフォントブームの違和感──「クラシック」と「懐古的テイスト」の混同
- 複数のデザインを並べて比較すると、共通点と違いから本質が見えてくる
- 日常の風景を疑う──自社の受付・名刺・紙質は理念に沿っているか
- デザイン理論の知識が審美眼をさらに鋭くする──次回以降の第2部で解説予定
- 的場さんの原体験──小学4年生で「自分が格好いいと思うもの」を考え始めた日
- 社長の好き嫌いは大事だが「我が社に最適だ」という確信が言葉の背景に必要
こんな方におすすめ
- 自社のデザインに「なんとなく違う」と感じるが、何が違うか言語化できない経営者の方
- センスや審美眼は生まれつきだと諦めかけている方
- 社内のデザイン判断に自信を持ちたい方
- デザイナーに依頼する際の判断軸を身につけたい方
- 日常の中でデザイン感覚を鍛える具体的な方法を知りたい方
この記事からわかるQ&A
「センスは生まれつき」ではないんですか?
的場さんは「センスは感覚器官であり、センスがない人はいない」と話しています。匂いや味を感じるのと同じように、誰にでも感覚を察知する能力はある。大切なのは、その感覚を「なんとなく」で終わらせず、なぜ心地よいのか・なぜ不快なのかを言葉にしていくこと。その積み重ねが判断の軸をつくり、審美眼になっていくと語っています。
審美眼を鍛える第一歩として、具体的に何をすればいいですか?
的場さんが最初に挙げたのは「違和感の言語化」です。街中の広告や立ち寄ったレストランで感じた心地よさや不快さを、なぜそう感じたのか言葉にして書き留める。書き留めなくても頭の中で言語化するだけでもよいとのこと。ただし注意点として、ネガティブな違和感を周囲に共有しすぎるとネガティブな人になってしまうので、自分の中に留めてセンスの糧にすることが大事だと話しています。
「ヤバイ」という言葉がセンスに関係するのはなぜですか?
纐纈が番組内で「すべてを『ヤバイ』で表現してしまうのは危険ではないか」と問題提起しました。良いものも悪いものも「ヤバイ」の一言で片づけてしまうと、自分の感覚の解像度が上がらない。違和感を細かく言語化することが審美眼のトレーニングである以上、汎用性の高い言葉に頼りすぎることは感覚を鈍らせるリスクがあると、的場さんも同意しています。
デザインの知識がなくても審美眼は鍛えられますか?
的場さんは「良いデザインを見分けるよりも、ノイズ(違和感)に気づくほうが簡単」と話しています。他人のことはよく見えるように、企業の理念と見せ方が合っていないケースは世の中に溢れている。また、複数のデザインを並べて比較するだけでも共通点や違いが見えてくるとのこと。ただし、デザイン理論の知識があると審美眼はさらに鋭くなるため、次回以降のエピソードで理論面を解説する予定だと語っています。
的場さん自身がデザインの言語化を始めたきっかけは何ですか?
的場さんは小学4年生の頃、お母さんが買ってきた服に「格好悪い」と感じたことがきっかけだったと語っています。それを口にしたところ父親に激怒され、服を外に捨てられてしまった。そこから「自分が格好いいと思うものは何か」を考え始め、自分で服を選ぶようになった。子供としては怖い体験だったけれど、振り返ればデザインへの意識が芽生えた原点だったかもしれないと話しています。
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番組情報
デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話
タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。
メインMC

的場仁利
Mat N. Studio代表
https://japan-designers.jp/profile/1453/
タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。
サブMC

纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
https://www.ast-ride.com
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。
番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。
制作
アストライド-Astride-(https://www.ast-ride.com)
サウンドロゴ(クレジットコール):松島史奈
カバーデザイン
的場仁利(Mat N.Studio)
※ この番組は「THE VIOCE PLATFORM」から配信されています。企業の番組参加については こちら
記事を書いた人

アストライド代表 纐纈 智英
アストライド代表。「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
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Astride(アストライド)
〒510-0016 三重県四日市市羽津山町1-6
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