#16 社員旅行の集合写真は素材じゃない ── HP制作で”写真”に困らないための準備術

今日のテーマは「ホームページ制作で”写真”に困らないための準備術」です。
ホームページを作るとき、制作会社から「写真をください」と言われて困った経験はありませんか? 写真ひとつでサイトの印象は劇的に変わります。低解像度の画像、JPEG以外のデータ、権利のない写真──制作現場が実際に困っている素材の問題と、経営者が日頃からできる写真の準備術について、硯里さんが具体例を交えて解説します。
このエピソードで話していること
- 写真ひとつでサイトの印象は激変する──同じデザイン構成でも写真で仕上がりがまったく変わる
- 制作会社が実際に困る写真:JPEG以外の形式、権利のない写真、低解像度のガビガビ画像
- リアルな写真が欲しいのに「リアルすぎる」写真が届く──写真は真実も嘘もつけるメディアであること
- 会社のロゴがJPEGで荒い・古い・意味が伝わらない──ロゴの問題がデザイン全体に波及する
- ベクターデータ(イラストレーター形式)とビットマップ(JPEG等)の違い、なぜAIデータが必要なのか
- フリーランスプラットフォームの格安見積もりと比較されがち──ロゴのトレースや色設計など見えない工数の価値
- 写真が「自分ごと化」を促す力──事業の規模感やターゲットが一目で伝わるかどうか
- 塾や工務店の例:訴求したい内容を想起させる写真を選ぶことの重要性
- フリー素材の功罪──便利だが「ありきたり」になり自社らしさが失われる
- iPhoneでも十分きれい、SNSでバズらせている写真家に依頼するのもアリ
- スマホファースト時代の写真の意義──表示サイズが小さいからこそ何を見せるかが問われる
- 日頃から社内で撮っておく+外部発信のプロに頼む「2段階」の写真準備術
- 「発信前提で撮る」という意識──アーカイブ用の写真と発信用の写真は別物
- 社内でデザインや発信が得意なスタッフを大事にすることが企業の発信力を高める
こんな方におすすめ
- ホームページのリニューアルを検討していて、写真素材の準備に不安がある方
- 制作会社に写真を渡したら「使えない」と言われた経験がある方
- フリー素材に頼りがちで、自社らしさのあるサイトを作りたい方
- 会社のロゴが古く、データ形式にも不安がある方
- 社内で写真を撮る習慣がなく、何を準備すればいいかわからない方
この記事からわかるQ&A
制作会社に写真を渡したら「使えない」と言われました。どういう写真がNGなのですか?
硯里さんによると、まず「JPEG以外のデータ」「低解像度でガビガビの画像」「権利関係が不明な写真」が3大NG素材です。社員旅行など学校のクラスの集合写真などは「記念撮影」であって外部に使える素材ではありません。また、リアルな写真が欲しいのに「リアルすぎる」──たとえば作業服にペンキが付いた状態の写真──もそのままでは使いにくいと語っています。「発信前提で撮る」意識が重要です。
ロゴのデータが古くてJPEGしかないのですが、問題ありますか?
硯里さんは「ロゴが一番困る」と語っています。ロゴのデータがJPEGしかない場合、小さいサイズでしか使えずデザインの幅が狭まります。また、ロゴの色がそのままコーポレートカラーとして使われるため、色味が濁っているとサイト全体に影響します。案件の7割近くでロゴのイラストレーターデータがなく、デザイナーがトレースし直しているとのこと。ロゴにアイデンティティがない状態でサイトを作ると、結局デザイン全体が引っ張られてしまいます。
プロの写真家に頼む予算がありません。フリー素材でも大丈夫ですか?
硯里さんは「素材は嫌いじゃない」としながらも、「ありきたりのサイトになってしまうのが定説」と述べています。いつも見たことのある人物が出てきて、自社らしさが欠けてしまう。ただし、今はiPhoneでも十分きれいな写真が撮れるので、まずは自社でオリジナルの写真を撮ることをおすすめしています。SNSでバズらせている個人の写真家に依頼するのも、プロのスタジオより手頃で全然アリだと硯里さんは提案しています。
写真の「自分ごと化」とはどういう意味ですか?
硯里さんが挙げた例では、下水道工事の会社の写真で、家庭用の配管工事を想像して訪問した人が、道路の真ん中で大きな配管を工事している写真を見ると「うちの規模じゃないな」と離脱してしまう。逆に自分の規模感に合った写真だと「自分ごと」として見てくれるようになります。つまり、写真がサイト訪問者にとって「自分に関係がある」と感じさせるかどうかが、問い合わせにつながる最初の分岐点になるということです。
経営者として日頃からどんな写真を撮っておけばいいですか?
纐纈と硯里さんの結論として、写真準備は「2段階」が理想です。まず日頃からiPhoneなどで社内の様子を撮っておくこと──新入社員の研修風景や年に一度しかないイベントなど。次に、ホームページやパンフレットを制作する際には別途プロに依頼する。重要なのは「発信前提で撮る」という意識を持つこと。アーカイブ用の記録写真と、外部に見せるための写真は別物です。社内でデザインや発信が得意なスタッフを大事にすることが、長期的に企業の発信力を高めると硯里さんは強調しています。
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番組情報
Webマーケティング特捜部〜企業HPを稼ぐ営業マンに変える〜
大手SIerからメガベンチャーまで、システム開発とマーケティングの両面で実績を積んできた株式会社アスターリンク代表の硯里宏幸氏が、多くの経営者が陥る「Web集客の悩み」を論理的に分解し、コストをかけるだけのWebサイトを「稼ぐ営業マン」に変えるための勝ちパターンを紹介していくビジネス番組です。毎週木曜日更新。
メインMC

硯里宏幸
株式会社アスターリンク 代表
https://www.aster-link.co.jp/
名古屋工業大学大学院 情報工学専攻 修了。新卒で富士通(現・富士通株式会社)に入社し、SEとして堅実なシステム開発・プロジェクトマネジメントに従事。その後、メガベンチャーのエイチームへ転職。Webエンジニアとして「ナビクル」等のバックエンド刷新を担当する傍ら、SEOの才能が開花。激戦ジャンルで検索1位を獲得し、コンテンツマーケティング部を統括する。2019年に独立。「Webは作品ではなく資産」をモットーに、エンジニアリングとマーケティングを掛け合わせた実践的なWeb集客コンサルティングを行う。
サブMC

纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
https://www.ast-ride.com
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。
番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。
制作
アストライド-Astride-(https://www.ast-ride.com)
サウンドロゴ(クレジットコール):松島史奈
カバーデザイン
的場仁利(Mat N.Studio)
※ この番組は「THE VIOCE PLATFORM」から配信されています。企業の番組参加については こちら
記事を書いた人

アストライド代表 纐纈 智英
アストライド代表。「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。
Astride(アストライド)
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