#08 デザインには狭義と広義がある ── 言葉の混乱を整理する

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今日のテーマは「デザインの3層構造」です。

デザインという言葉は広く使われていますが、その意味合いは文脈によって大きく異なります。今回は、デザインを「広義」「中義」「狭義」の3つに分類し、それぞれの領域と役割を整理します。広義のデザインは経営や哲学の領域、中義はプロセスやシステムの設計、狭義は視覚や造形といった一般的にイメージされるデザイン。また、デザインと混同されやすいアーティストや職人との違いも解説し、外部にデザインを依頼する際の見極め方についてもお届けします。


このエピソードで話していること

  • デザインを3つに分類する意義
  • 広義のデザイン──経営・哲学の領域
  • 中義のデザイン──プロセス・システムの領域
  • 狭義のデザイン──視覚・造形の領域
  • デザインと間違われやすいが実はデザインではないもの
  • アーティストとデザイナーの違い
  • クリエイティブディレクターとアートディレクターの違い

こんな方におすすめ

  • クリエイティブディレクターとアートディレクターの違いを知りたい
  • デザイン経営に興味がある
  • 外部のデザイナーとのコミュニケーションに課題を感じている
  • デザインの本質を理解したい
  • サービス業としてのデザインの本質を理解したい

この記事からわかるQ&A

デザインの3つの分類とは何ですか?

デザインは「広義」「中義」「狭義」の3つに分けられます。広義のデザインは経営・哲学の領域で、企業の存在意義や理念を決定する最上流。中義のデザインはプロセス・システムの領域で、クリエイティブディレクションやデザイン思考が該当します。狭義のデザインは視覚・造形の領域で、グラフィックデザインやウェブデザインなど一般的にイメージされるデザインです。

デザインと混同されやすいが、実はデザインではないものとは?

主に2つあります。1つ目は「生産・実行」の領域で、コーディングやパターナー、DTPオペレーターなど、設計されたものを再現する仕事です。2つ目は「アーティスト」で、画家や彫刻家、歌手など独自性が求められる表現者です。似た作業をしますが、概念として違います。

クリエイティブディレクターとアートディレクターの違いは?

クリエイティブディレクターは中義のデザインに属し、カメラマンやイラストレーターを指揮してプロジェクト全体を設計します。アートディレクターは狭義のデザインに属し、最終的な成果物の見た目や表現を整える役割です。日本では両方とも「デザイナー」と呼ばれがちですが、役割は全く異なります。

経営者がデザインを外部に依頼する際に気をつけることは?

まず広義・中義・狭義の3つの概念を理解することが重要です。例えば経営判断にデザイン的感覚を入れたい場合に、狭義のデザイナーに依頼しても話が噛み合いません。有名なデザイナーでも、その人が広義・中義・狭義のどの領域の専門家かを見極めることで、適切なコミュニケーションが取れます。

デザイン経営とは何ですか?

広義のデザインを経営に取り入れることです。デザイナーを役員として経営の中にデザインの感覚を入れることを指します。単にロゴやウェブサイトを作ることではなく、企業の存在意義や理念、組織構造を設計する領域です。

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番組情報

デザイン審美眼──社長の第六感をカタチにするデザインの話

タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。

メインMC

的場仁利
Mat N. Studio代表
https://japan-designers.jp/profile/1453/

タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。

サブMC

纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
https://www.ast-ride.com⁠

「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。

matnuovo@gmail.com

制作

アストライド-Astride-(⁠https://www.ast-ride.com⁠

サウンドロゴ(クレジットコール):松島史奈

カバーデザイン

的場仁利(Mat N.Studio)

※ この番組は「THE VIOCE PLATFORM」から配信されています。企業の番組参加については こちら

記事を書いた人

アストライド代表 纐纈 智英

アストライド代表。「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。