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「番組を持つ」とは、何をすることか

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この記事でわかること

  • 1本作ることと番組を持つことの違い
  • 毎月発生する社内の作業の中身
  • 名前と声が残り続けるということ
  • 止めたあとに残るもの
  • 持つと決める前に確かめること

私は2018年から2023年までの5年間、毎週、経営者インタビューの番組を制作してきました。1回だけの撮影を終える仕事とは違い、毎週の公開を5年間続ける仕事にあたります。

その5年で私が知ったのは、1本作ることと番組を持つことが別の仕事だという点でした。1本であれば、良い日に良い相手と良い話ができた時点で、それは形になります。番組を持つ側は、良くない週にも1本を出すことになります。

この記事では、番組を持つ側に何が発生してくるのかについて書いていきます。あわせて、持つと決められる前に確かめていただきたいことも並べていきます。


1本作ることと番組を持つことの違い

私ははじめに、この2つを並べてお示しします。

項目1本作る場合番組を持つ場合
題材その1本ぶんを選ぶ年12本から48本ぶんを用意する
話し手その日に出られる人毎回出られる人を1人決める
社内の時間その月だけ毎月6時間ほど
品質の基準その1本で判断する毎回そろえる
止めた場合誰も気づかない配信先に途切れた形で残る

5つの項目で共通しているのは、番組を持つ側に「毎回」という言葉が付いてくる点です。問われるのは1本の出来よりも、それを続けられる形になっているかどうかのほうです。

毎月発生する社内の作業

番組を持たれた場合、御社の社内では毎月6時間ほどの作業が発生します。

内訳は、収録が3〜4時間、題材の確認と事前のやりとりが1〜2時間、公開前の音源確認が1時間程度です。年間では6時間×12ヶ月=72時間となり、1人の担当者が月に1日弱を使う計算になります。

この6時間は、番組が続くかぎり毎月発生してきます。忙しい月にも、決算の月にも、担当者が代わった月にも同じように発生します。

社内の作業の中身については、発注する側の手間は月6時間で詳しく記載しています。

題材の在庫を持つということ

番組を持つ側は、話す題材の在庫のほうも抱えていくことになります。

週1回配信で年48本の番組であれば、話す題材は48個が要ります。月2回配信の番組では24個、月1回配信の番組では1本×12ヶ月=12個が必要になります。立ち上げの段階で年間のエピソード案を作りますので、その場で在庫の量が見えてきます。

書き出した題材は、実際に話してみると2回ぶんに膨らむこともあれば、逆に1本にまとまることもあります。このずれは、収録を重ねないと見えてきません。

話し手を1人決めるということ

番組を持つ側には、毎回出る話し手を1人決めていただくことになります。

この決定は、社内のどなたか1人の予定を毎月3〜4時間ぶん押さえることを意味します。その方が出張の多い立場であれば、収録日の調整そのものが毎月の作業になります。

もうひとつ、この決定には別の面もあるように思います。番組に出た方の声と名前は、配信先にそのまま残り続けます。年48本の番組であれば、1年で48本ぶんの音源にその方の声が入る計算です。

名前と声が残るということ

私たちは番組を、配信先の4媒体に掲載します。掲載先は、Spotify、Apple Podcasts、Amazon Music、そしてKOEGURAの4つです。

年48本の番組であれば、掲載の数は48本×4媒体=年間192件になります。この192件の掲載は、御社が番組を止めたあとも配信先に並び続けます。

話された内容についても、同じことが言えます。数字の言い間違いも、取引先の名前も、公開してしまえば聴いた方の記憶に残ります。ですから私たちは、公開の前に音源をお送りし、社外へ出せない話が残っていないかをご確認いただいています。

止めることの意味

番組を止めること自体は、難しくありません。御社が収録をやめれば、次の回はそこで出なくなります。

ただし、止めた形のほうは残ります。最終回が第8回だった番組は、配信先に第8回までが並んだ状態で置かれます。聴いた方の目には、その番組はそこで途切れたものとして映ります。

アストライドの自社4番組は、Webマーケティング特捜部が34回、デザイン審美眼が34回、ガンジス川でスクロールが21回、三重ノチカラが8回を公開しています。4番組の公開回数は合計で34回+34回+21回+8回=97回です。この97回も、私たちが止めればそこで止まった形で残ります。

続けることの難しさについては、続けることの壁はどこにあるかで詳しく記載しています。

会社として話すということ

番組に出られる方は、その回のあいだ会社の代表として話すことになります。

個人の意見として話された内容も、聴く側からは会社の考えとして受け取られます。ここは、番組を持つ側が引き受けることになる部分にあたります。

私が5年間、毎週インタビューを制作してきた中で見てきたのは、この線引きを先に決めてある会社ほど収録が早く進むという点です。線を引く対象は、社外へ出してよい話と、出せない話の2つです。この線を先に引いておくと、収録の場で話し手が言葉に迷わずに済みます。

持つと決める前に確かめること

番組を持つと決められる前に、御社では次の4つを確かめてください。

  • 毎回話す方を1人決められるか
  • その方の予定に、毎月3〜4時間を確保できるか
  • 社外へ出してよい話の線を、社内で引けるか
  • 公開前の確認を誰が行うかを決められるか

この4つのうち、いちばん後回しになりやすいのは3つ目にあたります。迷いが出るのは、取引先の名前、数字、そして進行中の案件という3つです。

最低契約期間の6ヶ月は、第1回エピソードの公開日から数えます。立ち上げにいただく6週間は、この6ヶ月には含まれません。月1回配信であれば、御社はこの6ヶ月で1本×6ヶ月=6本を公開する計算になります。半年という区切りは、続けられる形になっているかを確かめる期間だとお考えください。

期間の区切り方については、最低契約期間を6ヶ月にしている理由にまとめています。

まとめ

1本作ることと、番組を持つことは別の仕事にあたります。1本であれば良い日の1回で形になりますが、番組を持つ側は良くない週にも1本を出すことになります。

番組を持たれた場合、御社の社内では毎月6時間ほどの作業が発生することになります。年間では6時間×12ヶ月=72時間で、この時間は番組が続くかぎり毎月発生します。

御社には、話す題材の在庫も要ります。週1回配信で年48本の番組であれば48個、月1回配信の番組であれば1本×12ヶ月=12個を、御社にご用意いただく形です。

番組に出た方の声と名前は、配信先の4媒体にそのまま残り続けます。年48本の番組であれば48本×4媒体=年間192件で、この192件は番組を止めたあとも並び続けます。

持つと決められる前に、御社で毎回話す方を1人決められるかどうかだけ、先に確かめてみてください。その1人が決まった時点で、残りの3つは順に決まっていきます。

この記事からわかるQ&A

番組を持つと社内では毎月どれくらいの作業が発生しますか

毎月6時間ほどが目安です。内訳は、収録が3〜4時間、題材の確認と事前のやりとりが1〜2時間、公開前の音源確認が1時間程度になります。年間では6時間×12ヶ月=72時間です。この6時間は、番組が続くかぎり毎月発生します。

題材はいくつ用意すればよいですか

必要な数は、配信の頻度によって変わります。週1回配信で年48本の番組であれば48個、月2回配信の番組では24個、月1回配信の番組では1本×12ヶ月=12個になります。立ち上げのときに年間のエピソード案を一緒に作りますので、その場で在庫の量が見えてきます。

話し手は毎回同じ人でないといけませんか

私たちは、毎回出る方を1人決めていただく形をお勧めしています。この決定は、社内の1人の予定を毎月3〜4時間押さえることを意味します。番組に出た方の声と名前は配信先に残り続けますので、年48本の番組であれば1年で48本ぶんの音源にその方の声が入る計算になります。

途中で止めるとどうなりますか

止めること自体は難しくありません。ただし止めた形は残ります。最終回が第8回だった番組は、配信先に第8回までが並んだ状態で置かれます。年48本の番組であれば48本×4媒体=年間192件の掲載がたまり、この掲載は止めたあとも並び続けます。

始める前に何を決めておけばよいですか

御社には、4つをお決めいただきます。1つ目は毎回話す方を1人決めること、2つ目はその方の予定に毎月3〜4時間を確保することです。3つ目は社外へ出してよい話の線を社内で引くこと、4つ目は公開前の確認を誰が行うかを決めることになります。3つ目で迷いが出るのは、取引先の名前、数字、進行中の案件の3つになります。

出典

  • アストライド「ポッドキャスト制作・運用代行 月15万円〜|収録は月1回|三重・全国対応」発注企業の作業時間・配信頻度別の年間本数・番組尺15分・配信先4媒体・最低契約期間6ヶ月・立ち上げ期間6週間(2026年8月時点) https://ast-ride.com/service/service-podcast/
  • アストライド「社内ポッドキャストの導入と運用|条件・社内工数・費用」収録日3〜4時間(2026年8月時点) https://ast-ride.com/service/service-podcast/internal/
  • アストライド 自社制作ポッドキャスト4番組(Webマーケティング特捜部34回/デザイン審美眼34回/ガンジス川でスクロール21回/三重ノチカラ8回、合計97回、2026年8月時点) https://ast-ride.com/service/service-podcast/
  • アストライド「ポッドキャスト番組制作のご提案」2026年6月26日版・全18ページ p15(提供内容8項目)/p17(各プラン共通のその他仕様)
  • 纐纈智英「CBN営業戦略」講演台本 v17(2026年6月18日/伝七ステーションでの2018年から2023年まで5年間・毎週の経営者インタビュー制作、1〜2時間の対談を10〜15分へ編集)

記事を書いた人

アストライド代表 纐纈 智英

アストライド代表。「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した「論理的思考(左脳)」と、音楽コンテストでグランプリを受賞するなど「芸術的感性(右脳)」を併せ持つ、異色のバックグラウンド。これまでに200社以上の経営者インタビューを行った経験を活かし、経営者すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出して映像化する。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。