Home > ナレッジ > 経営者の番組出演に必要な時間と、出演目的・公開前確認の決め方

経営者の番組出演に必要な時間と、出演目的・公開前確認の決め方

公開 更新

経営者の番組出演を計画する際、収録時間だけで予定を組み、打ち合わせや公開前確認を見落としていませんか?出演に必要な時間は、準備と確認も含めて見積もることが大切です。

この記事では、出演時間の見積もり、出演者と媒体の選び方、調査の読み方、担当と期限の決め方、公開前の確認事項について取り上げます。進行・編集・確認の分担を基に、社内で担う範囲と外部に依頼する範囲の判断基準もお伝えします。

この記事でわかること

  • 収録・打ち合わせ・公開前確認を含めた出演時間の見積もり方
  • 伝えたい内容と届ける相手に基づく出演者・媒体の選び方
  • 信頼や購買に関する調査を、測った内容ごとに読む考え方
  • 質問リストの共有から初稿確認までの担当・期限の決め方
  • 顧客が推測される話や二次利用、表現の修正を確認する考え方
  • 進行・編集・確認の分担に基づく内製・外注の判断基準

経営者の出演時間は、収録・打ち合わせ・確認を合わせて見積もる

経営者の予定を押さえる際は、社内担当者が月間で確保していただく時間を先に示します。アストライドで週1回配信するポッドキャストでは、まとめ録り、月次ミーティング、公開前確認を合わせて月6時間が目安です。社内担当者は、1エピソードの収録目安となる30分程度と、月間の時間を分けて考えます。

週1回配信する番組は月6時間が目安

私たちは、週1回配信する番組の時間目安と運用条件を、公開サービスページでご案内しています。ページ名は「ポッドキャスト制作・運用代行 月15万円〜|収録は月1回|三重・全国対応」です。以下では、経営者が出演する場合に確保していただく時間と確認作業を紹介します。

工程頻度経営者に確保していただく時間・確認作業
まとめ録り月1回打ち合わせを含めて3〜4時間(契約上の収録の上限は月1回・最大4時間)
月次ミーティング月1回1時間
公開前の確認回ごと配信予定日の7日前にお送りする初稿音源を、2日以内にご確認いただく
合計1か月6時間が目安

私たちは収録を月1回にまとめ、半日程度の枠で1か月分のエピソードを録ります。出演者へ「30分の収録です」と伝える場合も、担当者は同じ説明の中で収録日の枠と月間の時間を示してください。

私たちは、収録日に打ち合わせを含めて3〜4時間の確保をお願いしています。出演者に実際の所要時間を伝えるため、私たちは収録1回の目安と当日確保していただく時間の両方を説明します。

労働時間の統計は、時間を預かる背景として読む

経営者に出演時間を確保していただく背景として、ここでは中小企業庁「2018年版小規模企業白書」が紹介する調査を取り上げます。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、2017年12月に「小規模事業者等の事業活動に関する調査」を実施しました。1日の労働時間の設問には4,587件が回答し、平均値は次のとおりです。

区分平均実労働時間
小規模事業者の経営者1日9時間26分
常用労働者5〜29人の事業所で働く一般労働者1日8時間16分
人手不足への対応に「経営者の労働時間を増やし対応」を選んだ経営者1日10時間8分
その他の経営者1日9時間4分

一般労働者の値は、厚生労働省「毎月勤労統計調査」の2017年の総実労働時間171.1時間を、出勤日数20.7日で割って中小企業庁が算出しています。同白書では、人手不足への対応として「経営者の労働時間を増やし対応」が53.9%で最多でした。

この対応を選んだ経営者は、その他の経営者より約1時間長く働いていました。同調査では、週当たり平均休日数が1.17日で、74.5%が「週1日」と回答しています。これらは2017年の調査値です。自社の予定については、社内担当者が経営者本人に確認します。

出演者と媒体は、伝えたい内容と届ける相手から決める

経営者自身の判断や考えを扱う企画と、製品・サービスを説明する企画では、制作側が聞きたい話も異なります。出演を決める前に、社内担当者は誰に何を伝える回なのかを整理し、映像で顔を出すことと、ポッドキャストで声を届けることをそれぞれ検討します。

経営者自身の考えを聞く目的なら出演内容を具体化する

私たちは収録で、事業の裏側にある動機や迷い、経営者ご自身の哲学をうかがいます。創業の頃の苦労や、決断の前夜に眠れずに過ごしたことなどについてのお話です。企画段階では、社内担当者がこうした話を誰に届けたいかを確かめます。

私たちは、会社案内を読み上げるような話し方は避けていただきたいと考えています。一方、業界の一般論については、私たちが質問リストの段階で説明の目的を整理し、企業の事業や判断の背景を伝える話として臨機応変に番組へ生かします。

私は経営者インタビューで対談してきた中で、30分を過ぎたあたりから、こうしたお話をうかがってきました。アストライドでは、ポッドキャスト1エピソードの収録に30分程度を見込んでいます。社内担当者は、対談でこうした話が出てくる時点と、1エピソードの収録時間を同じ目安として扱いません。

顔出しの効果を前提にせず媒体を選ぶ

経営者の顔出しがBtoB取引の信頼をどれだけ高めるかを直接確かめた、代表性の高い国内調査は、私たちが調べた範囲では確認できませんでした。顔出しの有無、媒体、経営者自身の発信を分けて検証した大規模な公的調査も見当たりません。

顔出しの効果を社内提案に記載する場合、担当者は「信頼形成に寄与する可能性がある」という仮説として扱います。そのうえで、映像で伝えたい情報と、音声で届けたい話を検討します。

情報の説明が目的なら経営者以外の発信も検討する

IDEATECHの調査では、現場社員を信頼できる発信者として選んだ回答もありました。製品・サービスの情報を分かりやすく伝えることが主目的なら、社内担当者は出演者の肩書きと発信内容を分けて考え、経営者本人が話す必要のある内容かを確認します。

私は、機材やトーク力よりも、目的と届ける先をどこに据えるかが、番組を続けられるかどうかに関わると考えています。出演する経営者ご自身の当事者意識をまず重視し、社内担当者には経営者の企画への関与を確認したうえで、本人と目的を共有していただきたいと考えます。

信頼や購買に関する調査は、測った内容を分けて使う

情報の分かりやすさ、発言から感じる誠実さ、営業面談前の候補選定は、それぞれ異なる論点です。調査を企画の根拠に使う担当者は、回答者が何を選んだ数値かを明記します。調査で測った内容を、経営者の出演や顔出しによる成果と同一には扱いません。

IDEATECHの調査は発信内容と発信者を分けて読む

IDEATECHは2025年11月4日から5日に、過去1年以内に勤務先の製品・サービスの選定・導入・発注に関わったビジネスパーソン109人へ、インターネット調査を行いました。以下は「BtoB企業における『信頼発信』と意思決定への影響調査」の結果です。

価格・品質・納期などが同じ候補で、最終的に差がつくと思う要素を複数回答で尋ねたところ、52.3%が「製品・サービス情報が分かりやすい」を選びました。「経営層・担当者の発言や姿勢に誠実さを感じる」は45.0%です。

最も信頼できる発信者を尋ねた設問では、「現場社員」が33.0%、「経営トップ」が25.7%でした。信頼できる発信の特徴を上位3つまで選ぶ設問では、24.8%が「経営者が自らの言葉でメッセージを発信している」を挙げています。

調査が扱った内容企画で使える判断材料別途検証する論点
同条件の候補で差がつくと思う要素情報の分かりやすさ、発言・姿勢の誠実さを内容の確認項目にする顔出しが取引の信頼に与える影響
最も信頼できると感じる発信者発信内容に合わせて経営者や現場社員の出演を検討する経営者の出演が信頼形成に与える影響
信頼できると感じる発信の特徴経営者自身の言葉を扱う企画を検討する映像と音声の成果の違い

購買前の情報収集と出演効果を区別する

ワンマーケティング「顧客企業の購買プロセス白書2025」は、全国の20〜65歳の経営者・役員・購買・契約担当者(正社員)600人を対象としています。2025年9月30日〜10月1日に実施したインターネット調査です。

初回の営業面談時に候補が「ほぼ決まっている」は29%、「いくつかの候補に絞り込まれている」は56%で、合計85%が面談前に候補を絞っています。普段利用する情報源では「購買先企業のWebサイト」が38.5%、「検索エンジン」が32.2%でした。

この結果は、担当者が面談前にどのような情報を用意するかを考えるための資料です。出演企画を提案する際は、担当者が購買前の情報収集と出演の効果を別の項目に分けます。

調査は質問と準備事項へ落とし込む

以下では、質問を整理する際の想定例を紹介します。担当者が事業の説明とその裏側にある判断を分けて扱う例です。「現在の事業をどう説明するか」「創業の頃に何を判断したか」「決断の前夜に何を考えたか」を項目として整理します。

中小企業庁「2020年版小規模企業白書」では、経営者の「収入」「労働時間」「家庭・プライベートとの両立」への満足の割合が、企業勤務者より低い結果でした。社内担当者は質問を準備するとともに、出演者が収録・確認に確保する時間も具体化します。

質問リストの共有から初稿確認まで、担当と期限を決める

準備の段階では、社内担当者が出演者の対応する工程と、自身が調整する工程を分けます。アストライドは事前に質問リストをお送りしますが、出演する経営者への事前取材は行っていません。公開前には出演者に初稿音源を確認していただくため、社内担当者は収録日と確認期限の両方を予定に入れてください。

収録前に質問と扱わない情報を共有する

私たちは質問リストを事前にお送りし、収録の進行役を務めます。出演する経営者への事前取材は行っていません。社内担当者は質問に関係する情報を確認し、出演者が扱う予定の話題を共有します。

私たちは必要に応じて、扱わないテーマや触れない情報を出演者とすり合わせ、顧客を関係者が推測できそうな話については、出演者や社内担当者に収録前の共有をお願いしています。顧客名を伏せた場合も、私たちは話の内容に特定につながる情報が残っていないかを確認します。

社内では、質問リストに関する連絡をまとめる担当者と、公開可否を判断する担当者を決めます。役割を兼ねる場合も、社内担当者は出演者の予定を押さえる人と、修正内容を制作側へ伝える人を明確にしてください。

収録日と月次ミーティングを予定に入れる

契約上の収録は月1回・最大4時間です。月1回のまとめ録りに向けて、社内担当者は打ち合わせを含めた3〜4時間を確保します。

月次ミーティングは1時間で、公開前確認まで含めて経営者に確保していただく時間は月6時間が目安です。各工程の時間と条件は、公開サービスページ「ポッドキャスト制作・運用代行 月15万円〜|収録は月1回|三重・全国対応」でご案内しています。

アストライドは、収録日に半日程度の枠で1か月分を録ります。1エピソードの収録目安は30分程度ですが、当日に確保する枠は半日程度です。社内担当者はこの違いを踏まえて予定を確保し、出演依頼を社内で共有する段階から、収録日と月次ミーティングを別々に示します。

公開前は文字起こしを使わず初稿音源を確認する

配信予定日の7日前に初稿音源をお送りし、2日以内に確認していただきます。お送りするのは音源だけで、文字起こしはお渡ししていません。修正は1エピソードにつき1回まで無料です。

出演者や社内担当者は、内容の正確さ、公開してよい情報、聞き取りにくい箇所を分けて確認してください。修正を依頼する際は、社内担当者が該当箇所と理由をまとめて制作側へ伝えます。

初稿音源の確認後に、細かな言い回しの修正をご依頼いただくことは、ほとんどありません。言い回しの好みで修正を希望された場合は、私たちがまず理由をうかがい、対応を判断します。これまで、好みだけを理由とする修正依頼は受けていません。

本編以外の使い道も確認しておく

アストライドでは、番組配信のほか、ホームページへの掲載とメールマガジンでのお知らせを行っています。これらの使い道は、ご契約前の相談段階で前提としてお伝えしてきました。社外の出演者へ依頼する際も、依頼元が利用予定をあらかじめ説明します。

エピソードの一部を短い動画にする予定がある場合、担当者は本編の確認と利用範囲の承諾を分けて整理します。事前に合意していない目的を追加する際は、制作側や依頼元が出演者へ改めて確認し、了承を得てから進めます。

顧客が推測される話と、利用範囲の追加は公開前に確認する

公開前には、出演者や社内担当者が、顧客が推測される情報、扱わないと決めたテーマ、合意していない利用目的を重点的に確かめます。問題が見つかった場合、出演者や社内担当者は該当箇所を整理し、制作側へ修正や利用範囲の再確認を依頼してください。炎上の統計は、私たちがこうした確認の重要性を考える背景として扱います。

炎上レポートの割合を発生確率に読み替えない

エルテスは、2025年6月10日に「ネット炎上レポート 2025年5月版」を公開しました。同社が集計した炎上の77%は、企業・団体を対象としています。企業・団体への内容区分では、「顧客クレーム・批判」と「不適切発言・行為、失言」が各42%です。

失言の区分は、前月より13ポイント増えました。エルテスはその背景として、代表者を含む経営陣の発言がSNS上で批判を受けた事例を複数社で確認したと説明しています。担当者は、単月の事例集計という条件を添えてこの結果を読みます。

エルテスは公開SNSデータを独自に集め、対象への批判の投稿量が「通常時と比較して有意に多い」状態を炎上と定義しています。同社は、批判が殺到しやすい複数の媒体を常時監視し、抽出した事例を集計します。担当者が読む割合は、同社が抽出した炎上事例の内訳です。

全国を対象に統一基準で炎上件数を集計した公的統計は、私たちが調べた範囲では見当たりませんでした。「年間で何件」という数値を使う担当者は、集計元が定めた対象と基準を明記します。企業一般における発生頻度や確率は、別途検証する論点です。

月ごとの差を踏まえ、確認項目へつなげる

「2025年6月版」では、企業・団体への「顧客クレーム・批判」が54%、「不適切発言・行為、失言」が31%でした。エルテスは、前月に大きく増えた失言の割合が平均の水準へ戻ったと説明しています。

「2025年上期版」では、失言による炎上の割合が2024年下期の25%から36%に増えました。月ごとの割合には変動があるものの、同社の集計で失言は主要な分類の一つです。公開前に判断する担当者は、割合とあわせて実際の発言内容を確認します。

アストライドは、関係者がどの顧客の話か推測できる場合に特に気をつけ、収録前のすり合わせと初稿確認を組み合わせて対応しています。初稿を聴いて推測につながる情報に気づいた場合、出演者や社内担当者は公開してよい内容かを確認し、該当箇所の修正を依頼します。

二次利用と表現の修正は理由を分けて確認する

アストライドでは、エピソードの一部を短い動画(リール)にする取り組みを最近始めました。リールに使う際は、私たちが出演者へその都度確認を取っています。本編の公開に了承がある場合も、利用する側は追加の使い道についての確認を省きません。

言い回しの修正を希望する出演者や社内担当者は、内容の誤り、公開範囲の問題、表現の好みを分けて伝えます。アストライドはその理由をうかがい、削除や表現の変更など、どの対応を取るか判断します。

内製・外注は、進行・編集・確認の分担から判断する

内製か外注かを決める際、社内担当者は質問の準備、進行、編集、公開前確認を誰が担うか整理します。制作を外注した場合も、出演者の予定確保や公開してよい情報の判断は社内で担う役割です。依頼前に分担を整理したうえで、社内担当者は経営者に確保していただく時間と、自身の作業量を見積もります。

社内に残る判断と制作作業を分ける

進行や編集まで担う場合、社内担当者は収録日以外の作業も担当範囲に含め、外部へ任せる場合は依頼に含まれる作業の範囲を見積もりで確かめます。いずれの場合も、出演者が話す時間に加え、社内担当者は自身の準備や確認にかかる時間も見積もります。

分担する工程内製で準備すること外注時に確認すること
質問と進行質問を準備し、話を聞く担当を決める質問リストの共有方法、進行役の担当範囲
収録と編集収録の枠、編集担当、音源確認の方法を決める収録時間の上限、編集に含まれる作業
公開前確認内容と公開可否を判断する担当を決める初稿の形式、確認期限、修正回数
本編以外の利用出演者へ利用範囲を説明する利用予定、追加利用時の確認の分担

見積もりでは時間と確認条件を読む

社内担当者は依頼前に、目的、届ける相手、出演者、本編以外の利用予定を整理します。見積もりでは、収録時間の上限、打ち合わせ、初稿の送り方、確認期限、修正回数を項目ごとに確かめてください。映像制作と音声番組についても、それぞれの制作条件を確認します。

担当者は、見積もりの内訳と契約条件を確認する際に、「ポッドキャスト制作会社の選び方」を参照します。価格とあわせて、出演者と社内担当者が担う範囲も確かめます。

音源の確認を任せ切りにしない

私は、出演していただいた方に「良い番組に出させてもらってありがとう」と言っていただけることを大切にしています。雑な編集やノイズでお話が聞き取りにくい音源は、お呼びした方に失礼だというのが私の考えです。

外注する場合も、社内担当者が初稿音源を聴く担当を決めます。目的に合う指標と測れる範囲を確認する際の参考は、「ポッドキャストの成果は、どこまで測れるのか」です。担当者は、この記事で扱う再生数・完了率・商談化の測り方と限界を参照します。

まとめ

社内担当者は次に、経営者が出演する目的、月間の予定、初稿を確認する担当者、本編以外の利用予定を確かめます。これらをそろえて制作側へ共有し、出演者に依頼する内容と見積もりで確認する範囲を整理します。

経営者自身の考えを届ける企画と、製品・サービスの説明を中心にする企画とでは、担当者が出演者を選ぶ観点も異なります。映像での顔出しを希望する場合、担当者は期待する役割を言葉にしたうえで、調査が示した内容と企画上の仮説を分けて扱います。

配信頻度や媒体が異なる企画では、依頼元と制作側が制作条件を確かめ、それぞれに必要な時間を見積もります。アストライドの月6時間は、週1回配信するポッドキャストの目安です。依頼元と制作側は収録日を確保し、公開前の確認と追加利用の承諾まで担当を決めてから進めます。

この記事からわかるQ&A

月6時間の目安は、経営者インタビュー映像にも当てはまりますか

月6時間は、アストライドで週1回配信するポッドキャストに経営者が出演する場合の目安です。映像を依頼する際は、社内担当者が撮影、打ち合わせ、公開前確認に必要な時間を制作側へ確かめます。音声番組でも、社内担当者は配信頻度や契約条件に合わせて時間を確認してください。

事前取材がなくても、出演前の準備は必要ですか

私たちは質問リストを事前にお送りし、出演前に内容の確認と、扱わない情報の共有をお願いしています。アストライドは、出演する経営者への事前取材を行っていません。私たちは準備で質問の前提を確かめることを重視し、社内担当者には、話題に関係する情報の公開可否と、顧客が推測される内容の有無を整理していただきます。

音声番組でも、経営者の顔を出す必要がありますか

経営者の顔出しがBtoB取引の信頼をどれだけ高めるかを直接確かめた、代表性の高い国内調査は、私たちが調べた範囲では確認できませんでした。社内担当者は、顔出しと音声番組への出演を別の項目として判断します。映像も利用したい場合、社内担当者は何を伝えるために必要かを整理し、撮影や利用範囲の条件を別途確かめます。

初稿音源を2日以内に確認できない場合は、どう考えればよいですか

予定が分かった段階で、出演者や社内担当者は確認日程と配信予定への対応を制作側へ相談してください。アストライドは配信予定日の7日前に初稿音源をお送りし、2日以内に確認していただきます。お送りするのは音源だけで、文字起こしはお渡ししていません。予定を組む際は、出演者と社内担当者がこの期限に合わせ、自身の確認時間を先に確保します。

本編の公開に了承があれば、リールにも使えますか

担当者は本編の了承と本編以外の利用範囲を分けて確認し、社外の出演者への依頼では、依頼元が出演依頼の段階で利用予定を説明して合意を得ます。アストライドでは最近、リールへの利用を始めました。私たちは出演者へその都度確認を取り、事前に合意していない目的を追加する場合も、制作側や依頼元が改めて了承を得てから進めます。

出典

  • 中小企業庁「2018年版 小規模企業白書」第2部 第2節「小規模事業者の経営者の業務負担」。図の資料は三菱UFJリサーチ&コンサルティング「小規模事業者等の事業活動に関する調査」(2017年12月。1日の労働時間の設問はn=4,587)。小規模事業者の経営者の平均実労働時間は1日9時間26分。比べた一般労働者の8時間16分は、厚生労働省「毎月勤労統計調査」の常用雇用労働者5人以上30人未満の事業所における一般労働者の2017年の値(1か月の総実労働時間171.1時間÷出勤日数20.7日)。「経営者の労働時間を増やし対応」と回答した経営者は平均10時間8分、その他の経営者は9時間4分。1週間当たりの平均休日数は1.17日、「1日」が74.5% https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/shoukibodeta/html/b2_1_2_1.html
  • 中小企業庁「2018年版 小規模企業白書」第2部「小規模事業者の人手不足感」。人手不足を感じている小規模事業者の対応は「経営者の労働時間を増やし対応」が53.9%で最多 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/h30/shoukibodeta/html/b2_1_1_3.html
  • 中小企業庁「2020年版 小規模企業白書」第3節「小規模企業経営者自身の働き方と起業・創業」。小規模企業の経営者は企業勤務者(収入になる仕事をしている人のうち、会社役員・自営業主を除いた人)と比べ、「収入」「労働時間」「家庭・プライベートとの両立」に「大変満足している」または「満足している」と回答した割合が低い https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/shokibo/b2_3_3.html
  • IDEATECH「BtoB企業における『信頼発信』と意思決定への影響調査(企業間取引の決定要因調査2025)」2025年11月12日公開。2025年11月4日〜5日のインターネット調査で、過去1年以内に勤務先の製品・サービスの選定・導入・発注に関わったビジネスパーソン109人が対象。同条件の候補で最終的に差がつく要素(複数回答)は「製品・サービス情報が分かりやすい」52.3%、「経営層・担当者の発言や姿勢に誠実さを感じる」45.0%。最も信頼できる発信者は「現場社員」33.0%、「経営トップ」25.7%。信頼できる発信の特徴(上位3つまで)で「経営者が自らの言葉でメッセージを発信している」24.8%。経営者出演や顔出しの効果を測った調査ではない https://ideatech.jp/news/0kvrnwzl/
  • エルテス「ネット炎上レポート 2025年5月版」2025年6月10日公開(2026年7月23日更新)。公開されているSNSデータを同社が独自に収集・分析し、対象への批判の投稿量が通常時と比較して有意に多い状態を炎上と定義して、批判が殺到しやすい複数の媒体を常時監視して抽出。2025年5月に発生した炎上の対象は77%が企業・団体。企業・団体への炎上内容は「顧客クレーム・批判」42%、「不適切発言・行為、失言」42%(前月比13ポイント増。増加の背景として、代表者など経営陣の発言がSNS上で批判を受けた事例を同社が挙げている) https://eltes-solution.jp/column/riskreport-202505
  • エルテス「ネット炎上レポート 2025年6月版」2025年7月8日公開(2026年7月23日更新)。企業・団体への炎上内容は「顧客クレーム・批判」54%、「不適切発言・行為、失言」31%(前月の大幅な増加が平均値に戻ったと同社が説明) https://eltes-solution.jp/column/riskreport-202506
  • エルテス「ネット炎上レポート 2025年上期版」2025年7月23日公開(2026年7月23日更新)。「不適切発言・行為、失言」による炎上は、2024年下期の25%から2025年上期の36%に増加 https://eltes-solution.jp/column/riskreport-202501-202506
  • ワンマーケティング「顧客企業の購買プロセス白書2025」2025年11月10日公開。調査名「顧客企業の商品購入プロセスに関する調査(2025年度)」、2025年9月30日〜10月1日のインターネット調査で、全国の20〜65歳の経営者・役員・購買・契約担当者(正社員)600人が対象。営業担当者との初回面談時に「ほぼ決まっている」29%、「いくつかの候補に絞り込まれている」56%。普段利用する情報源の上位は「購買先企業のWebサイト」38.5%、「検索エンジン」32.2% https://www.onemarketing.jp/knowledge/purchasing-process-2025
  • アストライド「ポッドキャスト制作・運用代行 月15万円〜|収録は月1回|三重・全国対応」月1回=年12本/月2回=年24本/週1回=年48本、番組尺15分。配信先はSpotify・Apple Podcasts・Amazon Music・KOEGURA。週1本の運用で貴社側の月あたり作業時間は6時間が目安(月1回のまとめ録り3〜4時間、月次ミーティング1時間、公開前の確認)、収録は月1回・最大4時間、公開前の確認は配信予定日の7日前に初稿を送り2日以内に確認、修正は1エピソードにつき1回まで無料、質問リストは事前に送付(2026年10月時点) https://ast-ride.com/service/service-podcast/
  • アストライド「経営者インタビュー映像制作」代表・纐纈智英は前職で2018年から2023年までの5年間、250社以上を訪問し200名超の経営者へインタビューを行い、1〜2時間の対談を10〜15分の映像にまとめて毎週配信した https://ast-ride.com/service/service-interview/
  • アストライド「ポッドキャスト制作会社の選び方。見積の内訳と3つの契約条件」見積の読み方と、契約前に確かめる3点を整理した記事 https://ast-ride.com/knowledge/15940/
  • アストライド「ポッドキャストの成果は、どこまで測れるのか」再生数・完了率・商談化の測り方と、測れない範囲を整理した記事 https://ast-ride.com/knowledge/14898/

この記事の著者

纐纈智英

纐纈智英アストライド-Astride- 代表

  • Facebook
  • Instagram
  • Threads
  • X
  • LinkedIn

「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。

30分の無料オンライン相談

何をつくるべきか、まだ決まっていなくても大丈夫です。

採用・広報・理念浸透に向けた映像やポッドキャストの活用方法を、30分の無料オンライン相談で一緒に整理します。

30分で課題を整理する(無料)

お問い合わせ

ご相談内容がまとまっていなくても大丈夫です。

採用・広報・映像・ポッドキャストに関するお悩みを、まずはお気軽にお聞かせください。

お問い合わせ

ニュースレター

企業の「伝わる発信」を考えるニュースレター

ポッドキャストの更新情報、映像・音声・SNS運用の実践知を、定期的にお届けします。