#08 デスノートはなぜインドで人気? ── 日本アニメがアジアのクリエイティブを変えた
内藤健司
みなりパートナーズ株式会社 代表取締役
メインMC
纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
MC
ベンジー
ゲスト
今日のテーマは「日本アニメがアジアのクリエイティブに与えた影響」です。ゲストは前回に続きタイ人デザイナー・ベンジーさん。インドではナルト・ワンピース・ドラえもんに並んでなぜかデスノートが人気、タイの1位は名探偵コナン──ミステリー文化が選ぶアニメの違いが面白い。タイの絵文化はもともと仏教や王室画が背景にあり難しいものだったが、日本アニメの到来で表現が一変。ベンジーさん自身もドラえもんとデジモンに人生を変えられた一人。AI時代に人間のクリエイティブがどう価値を発揮するかまで広がる対談です。
このエピソードで話していること
- 前回に続きタイ人デザイナー・ベンジーさんをゲストに迎え、アニメ・漫画文化を深掘り
- インドで人気の日本アニメは「ナルト・ワンピース・ドラえもん・ポケモン」、そしてなぜか「デスノート」
- タイで一番有名なのは名探偵コナン──ミステリー解決を好むタイ国民性
- タイの2位以下はドラえもん、ナルト、そして老舗「一休さん」がランクイン
- 一休さんのトンチを日本語の語呂合わせから別の言葉遊びへ翻訳する工夫
- タイ国民は王国文化のため「将軍様」が登場する構造を自然に受け入れられる
- タイのアートはもともと仏教・王室画が中心で難しい背景知識が必要
- 日本アニメの登場でタイの絵文化が一変、ポップアートや新しいスタイルが広がった
- 「日本のアニメを真似て描き始めたイラストレーター」がタイで増加した
- ベンジーさんの人生に影響を与えた漫画は「ドラえもん」と「デジモン」
- ドラえもんのひみつ道具がプロダクトデザイナーを志すきっかけになった
- 纐纈は「栄光なき天才たち」が原体験──光が当たらない人に光を当てるインタビューの源泉
- AIの時代だからこそ、人間のイラスト・クリエイティブが企業の差別化要素になる
- イラストで業務改革──ミッション・ビジョン・バリューを絵にして社員に浸透させる
こんな方におすすめ
- アジアのクリエイティブ業界の動向に関心がある経営者・ビジネスマン
- 日本のコンテンツ産業の海外影響力を実感したい方
- AI時代のイラスト・デザインの価値を考えたいクリエイター
- 自社のミッション・ビジョン・バリュー浸透に悩んでいる経営者
- タイ・インドのカルチャーやビジネスチャンスに興味がある方
このエピソードからわかるQ&A
なぜインドで「デスノート」が人気なのですか?
内藤さんも明確な理由までは断言していませんが、ナルト・ワンピース・ドラえもん・ポケモンといった世界中で人気の作品に並んで、インドでは特にデスノートが有名だと話されています。これは他国ではあまり見られない傾向で、タイでも一定の知名度がある点が興味深いと指摘されました。インドの人口層・宗教観・知的ゲーム好きの文化と、デスノートの「頭脳戦・倫理ゲーム」というテーマが相性が良い可能性があると考察されています。
タイで一番有名な日本アニメは何ですか?
ベンジーさんによると、タイで最も有名なのは「名探偵コナン」だと紹介されています。タイの人々はミステリーや問題解決のストーリーが好きで、友情や恋愛よりも謎を解き明かしていく構造に惹かれる傾向があるそうです。コナンに次ぐのが「ドラえもん」「ナルト」、そして老舗の「一休さん」。コナン、ドラえもん、一休さんに共通するのは「ミステリーや問題解決」の要素で、タイ国民の好みがよく表れているとベンジーさんは語っています。
日本のアニメ・漫画はタイの絵文化にどんな影響を与えたのですか?
タイの伝統的なアートやイラストは、仏教や王室への敬意(ロイヤリティ)が背景にあり、意味を理解するには文化的・宗教的な前提知識が必要でした。キャラクターも人間に近いリアル寄りの描き方が中心。そこへ日本のアニメが入ってきたことで、タイのデザイン業界は一気に新しい表現スタイルへ広がり、ポップアートや多様なキャラクターデザインが浸透したとベンジーさんは話しています。「日本アニメを真似て描き始めたタイのイラストレーター」が大量に生まれ、現在のタイのビジュアル業界の土台になっているといいます。
ベンジーさんの人生に影響を与えた漫画は何ですか?
ベンジーさんが挙げたのは「ドラえもん」と「デジモン」の2作品です。ドラえもんは「ひみつ道具」を毎話考案する設定そのものに刺激を受け、プロダクトデザイナーとして「ドラえもんが持っているような道具を自分のポケットから出せるようになりたい」と思ったことが進路選択につながったそうです。デジモンは「クリーチャーの進化」を自由に想像して描く遊びを5歳の頃から繰り返し、クリエイティブな発想力の源になったといいます。漫画やアニメを通じて、共感力や状況理解、創造力を養ってきたと振り返っています。
AI時代に、イラストやデザインの価値はどう変化しますか?
ベンジーさんは、AIによって誰でもグラフィックを作れる時代だからこそ、人間が描いたイラストやクリエイティブが企業の差別化要素になると話しています。ロゴ、会社プロフィール、セールスドキュメントといったブランドコミュニケーションの場面では、人間のセンスで作られたデザインが信頼や独自性を生む。さらに纐纈からは、抽象化したイラストで業務改革を進める事例も紹介されました。ミッション・ビジョン・バリューを文字ではなくイラストで表現することで、社員に同じイメージを浸透させる──イラストは経営の道具にもなる、と語られています。
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ゲスト
ベンジー
メインMC
内藤健司
みなりパートナーズ株式会社 代表取締役
https://minari-partners.co.jp/
アイシン(旧アイシン精機)で12年間、製造業の調達業務に従事。うちインド駐在4年を含む現場経験を持つ。その後KPMGコンサルティングでシニアマネージャーとして5年間を経て、2025年に独立。現在はサプライチェーン戦略・調達コスト削減・インド北部における業務支援を専門とする。インド企業・インド人との直接的なパイプを持ち、日本人ネットワーク経由ではない現場のリアルを知り尽くした実践者。美術学生サポート財団 理事長。著書に『それでもWin-Winなコンサル転職』。
MC
纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。
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私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

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