HomePodcast Programガンジス川でスクロール#14 ビザだけじゃ住めないインド ── 駐在の必須手続きFRROの落とし穴
ガンジス川でスクロール 2026.07.02 32分6秒

#14 ビザだけじゃ住めないインド ── 駐在の必須手続きFRROの落とし穴

内藤健司

みなりパートナーズ株式会社 代表取締役

メインMC

纐纈智英

アストライド-Astride- 代表

MC

Rajat Thukral

A SAN Hospitality Support Company Managing Director

ゲスト

7月はゲスト回。インドで内藤さんと協業するA San(A3サポート)社長のラジャットさんを迎えます。1993年に来日し、土木・解体・型枠大工の現場で日本語を身につけ、2000年に帰国して起業──日系企業の生活全般をサポートする会社をつくるまでの波乱の半生から、後半はインド駐在の最初の関門「FRRO(外国人登録)」へ。ビザがあっても、これがないと銀行口座も車の購入もできません。入国後14日以内の登録、ビザとの有効期間の連動、ビザ切れでホテルに泊まれなくなる怖さまで、インドに住むためのリアルな実務を伺います。

このエピソードで話していること

  • 7月はゲスト回。インドで内藤さんと協業するA San(A3サポート)社長・ラジャットさんを迎える(日本語ペラペラ)
  • ラジャットさんの半生。1993年に21歳で来日し、土木・解体・型枠大工の現場で日本語を習得。2000年に帰国、2008年に起業し、日系企業の生活全般を支える会社へ
  • 本題のFRRO(外国人登録)はインドの「仮の住民票」。ビザがあっても、これがないと銀行口座開設も車の購入もできない
  • 入国後14日以内の登録が必須。有効期間はビザと連動(3年ビザなら3年)。Eビザの誤解や、14歳以下は登録不要などの実務
  • ビザ切れの怖さ。出張先でホテルに泊まれず不法滞在に陥ることも。自分でもできるが、不安ならコンサル(5〜6千ルピー程度)に頼むのが安心

こんな方におすすめ

  • これからインドへ駐在・出張する予定のビジネスマン
  • インド赴任者の受け入れ・サポートを担当する人事・総務の方
  • FRROやビザ更新など、インドの滞在手続きでつまずきたくない方
  • 現地のサポート会社をどう活用すべきか知りたい方
  • 海外で道を切り拓いた起業家のリアルな半生に興味がある方

このエピソードからわかるQ&A

FRRO(外国人登録)とは何ですか?

FRROは外国人がインドに滞在する際に必要な登録手続きで、いわば「仮の住民票」にあたります。ビザを持っていても、FRROがないと銀行口座の開設も車の購入もできず、生活が始まりません。インドに住む外国人にとって、ビザと並んで欠かせない手続きです。

ビザがあれば、FRROは必要ないのでは?

これは多くの人が誤解しがちな点です。ビザはあくまで入国・滞在の許可であり、現地での登録であるFRROとは別物です。駐在員として赴任する場合は、原則として入国後14日以内にFRROの登録が必要です。なお14歳以下の子どもなどは、ビザに「Registration not required」と記載され登録不要となります。

FRROの手続きは自分でできますか?

基本的にはオンラインで申請でき、必要書類をPDFでアップロードする形なので、自分で行うことも可能です。以前は手書き・窓口対応で長時間並ぶ必要がありましたが、今はかなり簡略化されました。ただし不安な場合は、5〜6千ルピー程度でコンサルタントに依頼でき、餅は餅屋で専門家に任せると安心です。

ビザやFRROが切れると、どうなりますか?

たとえば出張先のホテルでチェックインができなくなります。インドではホテルでビザが確認されるため、切れていると宿泊を断られ、不法滞在の状態に陥ってしまいます。FRROの紙やPDFは常にパスポートとともに携帯し、有効期限の管理を徹底することが大切です。なお更新申請中はインドから出国できないなど、入管とも連動しています。

インド赴任のサポートは誰に頼めばよいですか?

最初にインドへ赴任するのは営業や技術者の方が多く、滞在の手続きは専門外であることがほとんどです。住居・ドライバー・ビザ・FRROなど生活全般をサポートしてくれる現地の会社に頼るのが、ストレスがなく安心です。今回のゲスト・ラジャットさんのA San(A3サポート)のように、日系企業に特化したサポート会社を活用するのが一つの方法です。

ゲスト

Rajat Thukral

A SAN Hospitality Support Company Managing Director

http://www.a3support.in/

ラジャット・トゥクラル。インド・グルグラム(グルガオン)に本社を置く A SAN Hospitality Support Company の Managing Director。日本の建設業界で7年以上働き、約10年にわたり通訳を務めた「日印の架け橋」。在インドの日本人駐在員・日系企業に向け、不動産、送迎、ビザ・FRRO手続き、施設管理、物流までをワンストップで支援する。社名の「A3」が示す「正確・手頃・支援(Accurate / Affordable / Assistance)」を理念に、日本式のおもてなしと細やかなサービスを徹底。姉妹会社Yuhi Hospitalityの運営にも携わる。

メインMC

内藤健司

みなりパートナーズ株式会社 代表取締役

https://minari-partners.co.jp/

アイシン(旧アイシン精機)で13年間、製造業の調達業務に従事。うちインド駐在4年を含む現場経験を持つ。その後KPMGコンサルティングでシニアマネージャーとして5年間を経て、2025年に独立。現在はサプライチェーン戦略・調達コスト削減・インド北部における業務支援を専門とする。インド企業・インド人との直接的なパイプを持ち、日本人ネットワーク経由ではない現場のリアルを知り尽くした実践者。美術学生サポート財団 理事長。著書に『それでもWin-Winなコンサル転職』。

MC

纐纈智英

アストライド-Astride- 代表

「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。

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