#13 小学生のとき「道ができる」と聞いた ── 40年かかる道路と、遺跡の下の四日市
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よしの正英
メインMC
纐纈智英
MC
今日のテーマは「三重県の予算パート9・道路と河川」です。県の仕事として一番イメージしやすい公共工事。道路関係だけで200億から300億円、流域治水に125億円と、これまで話してきた事業とは桁が違います。この10年で高速道路網は大きく進みましたが、四日市にはまだ未完成の道路と、いつ溢れるかと言われ続ける川があります。よしの正英さんが小学生のころ「道ができる」と聞いた環状線は、いまも工事中。なぜ道路には何十年もかかるのか。
このエピソードで話していること
- 三重県の道路予算は、直轄道路に102億円、改良に88億円、防災用の緊急輸送道路整備に83億円、中心市街地の街路に17億円。河川は流域治水を含めて125億円。産業が集積する三重県では渋滞解消が最優先で、中勢バイパスの完成や新名神の開通でこの10年に高速道路網は大きく進んだ。東海環状道はいなべ〜養老間が残るのみ
- 四日市は北勢バイパスが未完成で、まだ渋滞が多い。国の事業で、いまは三滝川のそばまで延び、日永あたりの混雑も繋がれば分散するはず。一方、国道477号とぶつかる四郷・笹川のあたりは、四日市鈴鹿環状線が2年前に内部川を越えて延伸したことで交差点が混み始めている
- その環状線は、よしのさんが小学生のころ「道ができる」と聞いた道。突き当たりのゴルフ練習場にボールを拾いに行っていた場所が、30年、40年弱かけていまも工事中。道路整備に時間がかかる理由の一つが、用地の下の遺跡調査。今かかっている区間にも弥生時代以降の人の痕跡があり、掘って記録し、立体地図を作って埋め戻してから道路を造る。北勢バイパスで見つかった久留倍官衙遺跡は大きすぎて、道を曲げて公園にした。今年の予算は8,800万円
- 四日市の渋滞の根本原因は川の多さ。南北十数キロに、県管理だけで朝明川・海蔵川・三滝川・鹿化川・天白川の5本があり、抜け道を通っても最後は橋に集約される。橋は増やせないから、せめて川を整備する。三滝川の流量を海蔵川へ逃がす三滝派川は、岡山の高梁川で起きた内水氾濫の教訓から、先に四日市市が支流を整備してからようやく進んだ
- 河川整備計画がないと予算は下りない。三滝・海蔵、朝明川の順に計画ができたが、地元の天白川はまだ計画がなく継ぎはぎの対応。昭和49年7月の水害では近鉄八王子線の線路が流された。鹿化川では堤防補強と浚渫を続けている。道路一本を先に通すか、分散して毎年少しずつ進めるかは永遠の課題で、要望を寄せてほしい
こんな方におすすめ
- 四日市や北勢地域の渋滞が、なぜ解消しないのか知りたい
- 道路や河川の工事が「止まっているように見える」理由を知りたい
- 三重県の公共工事に、どれだけの予算が使われているか関心がある
- 水害のリスクがある地域に住んでいて、県の治水の進み方を知りたい
- 地元の道路や川について、県議会へ要望を届けたいと考えている
このエピソードからわかるQ&A
三重県の道路・河川に、どれくらいの予算が使われていますか?
直轄道路に102億円、改良に88億円、防災用の緊急輸送道路整備に83億円、中心市街地の街路に17億円で、道路関係だけで200億から300億円。河川は流域治水を含めて125億円です。これまで番組で扱った事業とは桁が違います。
道路の整備に、なぜ何十年もかかるのですか?
用地買収に加え、地面の下に遺跡がないかを調べる調査が必要だからです。掘って記録し、立体地図を作って埋め戻してから道路を造ります。北勢バイパスで見つかった久留倍官衙遺跡は大きすぎて、道路を曲げて公園として整備しました。
四日市の渋滞が解消しないのは、なぜですか?
川が多く、抜け道を通っても最後は橋に集約されるからです。南北十数キロに県管理だけで5本の川があり、橋は簡単に増やせません。北勢バイパスや四日市鈴鹿環状線が全線つながれば、分散が進むと期待されています。
三滝派川は、何のための工事ですか?
増えた三滝川の流量を海蔵川へ逃がすための水路です。岡山の高梁川で起きた内水氾濫の教訓から、先に四日市市が海蔵川の支流を整備してからようやく本格的に進みました。河川整備計画がないと予算が下りない仕組みも背景にあります。
天白川や鹿化川の対策は、進んでいますか?
天白川はまだ河川整備計画がなく、流量観測など継ぎはぎの対応です。昭和49年7月の水害では近鉄八王子線の線路が流されました。鹿化川では堤防の補強と浚渫を続けています。県民の財産と命を守るインフラ整備として要望を寄せてほしい、とよしの正英さんは呼びかけます。
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よしの正英
三重県議会議員
三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。
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纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。
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私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

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