#14 名張市の妊婦さんが、伊賀の産科へ通うために ── 10月に始まった公共ライドシェア
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よしの正英
メインMC
纐纈智英
MC
今日のテーマは「三重県の予算・公共交通の維持」です。三重県は、バス・タクシーの運転士の確保、市町の境を越える路線の調整、公共ライドシェアの実証に予算をつけています。10月1日には、名張市と紀宝町で公共ライドシェアの実証運行が始まりました。名張市内には分娩できる病院がないため、妊婦さんは伊賀市の病院まで通っています。よしの正英さんは、この3つの取り組みを事例とともに説明しました。
このエピソードで話していること
- 三重県は、バス・タクシーの運転士を確保する取り組みに約2800万円をつけ、今年度から女性や若者向けのバス運転士体験会を開いている。有償で人を乗せるには二種免許が、バスではさらに大型免許が必要になる。いまはどのバス会社・タクシー会社も、入社後の免許取得を補助している
- 公共ライドシェアは、タクシーを優先して配車し、対応できないときに、タクシー事業者の講習を受けた住民ドライバーが運ぶ仕組み。県は約5500万円をつけ、国の事業も活用して実証する。採算の取りにくい地域で長く続けるには、地域を知る交通事業者が担い、途中で撤退されない制度設計が要るとよしのさんは話す
- 実証運行は10月1日から12月28日まで。名張市の「はぐライド」は、名張市に住む妊婦、産後1年未満の方、1歳未満の乳児が対象で、市内と伊賀市の森川病院の間を運ぶ。運賃は5キロまで500円、以降1キロごとに100円を加算する。紀宝町の「かめらいど」は、妊産婦と、運転免許を持たない18歳以上の人が対象。まず対象を絞って、どれだけ依頼があるかを確かめる
- コミュニティバスは町が費用を負担して走らせるため、町の外へ出て他の市の住民が多く乗ると負担の公平が問題になる。菰野町の「かもしか号」は、調整のうえ四日市市の桜駅まで乗り入れた。鈴鹿市と亀山市の境では、両市のバス停が数百メートルしか離れていないのに、どちらの路線もそこで終点になっている。よしのさんによると、県は約1億4000万円をかけ、携帯電話の位置情報などで人の流れを調べて、市町をまたぐ路線の再編を進めている
- 四日市市にはバスの乗り継ぎ拠点を作る「コミュニティターミナル構想」があり、いまは市内のイオンに1か所ある。待合室や屋根を整えれば、利用者は買い物をしながら乗り継げる。近鉄四日市駅から出る路線の本数を減らし、途中の拠点で乗り換える形が理想だが、時刻どおりに来る電車ほどバスの乗り換えは好まれにくい。よしのさんは、乗り継ぎの割引、低床バス、段差のないバス停で乗り換えを後押しする案を挙げる
こんな方におすすめ
- 名張市や紀宝町に住んでいて、公共ライドシェアの対象や使い方を知りたい
- 妊娠中や乳児の子育て中で、通院の移動手段を探している
- バスやタクシーの運転士の仕事に関心がある
- 市や町の境をまたいで通院や買い物をしていて、バスの乗り継ぎの改善に関心がある
- 三重県が公共交通の維持にどれだけの予算を使っているか知りたい
このエピソードからわかるQ&A
名張市の「はぐライド」とは、どんな取り組みですか?
三重県のモデル事業として、名張市が10月1日から12月28日まで実証運行している公共ライドシェアです。名張市に住む妊婦、産後1年未満の方、1歳未満の乳児が対象で、市内と伊賀市の森川病院の間を運びます。名張市内には分娩できる病院がなく、よしの正英さんは、目的と対象を絞って依頼の数を確かめる実証だと説明しました。
公共ライドシェアの運賃はいくらですか?
名張市の「はぐライド」は、5キロまで500円で、以降1キロごとに100円が加算されます。紀宝町の「かめらいど」はタクシーと同じ運賃で、500円の割引券を使う仕組みです。どちらも、まずタクシーを配車し、対応できないときに住民ドライバーが運びます。
一般のライドシェアと、公共ライドシェアは何が違いますか?
日本の公共ライドシェアには行政が関わり、配車の管理をタクシー事業者が担います。運転するのは、タクシー事業者の講習を受けた住民ドライバーです。よしのさんは、採算の取りにくい地域で長く続けるには、地域を知る交通事業者が担い、途中で撤退されない制度設計が必要だと話しました。
バスやタクシーの運転士を増やすために、三重県は何をしていますか?
三重県は約2800万円の予算で、女性や若者向けのバス運転士体験会を開いています。有償で人を乗せるには二種免許が、バスではさらに大型免許が必要です。よしのさんによると、いまはどのバス会社・タクシー会社も、入社後の免許取得の費用を補助しています。
市や町の境をまたぐバスは、どうなっていますか?
コミュニティバスは町が費用を負担して走らせるため、町の外へ乗り入れてほかの市の住民が多く乗ると、費用の負担が釣り合わなくなります。菰野町の「かもしか号」は、調整のうえ四日市市の桜駅まで乗り入れました。よしのさんによると、三重県は約1億4000万円をかけ、人の流れのデータを使って市町をまたぐ路線の再編を進めています。
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メインMC
よしの正英
三重県議会議員
三重県四日市市出身。1974年生まれ。横浜国立大学経済学部、京都大学法学部(法学専攻)を卒業後、岡田克也・中川正春議員等のもとで約9年間、国会議員秘書を務める。2011年に四日市市議会議員、2015年に三重県議会議員に初当選し、現在2期目(四日市市選挙区/会派「新政みえ」)。子ども食堂・学習支援、PTA、三重県ホッケー協会会長・四日市市アーチェリー協会会長など、政治の外でも地域とつながる活動を続ける。京都大学法学部で培った法的素養と、市政・県政双方の現場経験を活かし、制度や法律を生活者目線で翻訳しながら、三重県の歴史・まちづくり・暮らしを語る。
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纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。
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私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

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