#23 寝ていたら警察が来て、家を追い出された ── 現地採用1ヶ月目のインド
内藤健司
メインMC
纐纈智英
MC
小坂井章吾
ゲスト
今日のテーマは「インド赴任1ヶ月目のリアル」です。ゲストは7月にも登場いただいた小坂井さん。インドに行ったことがないまま現地採用で飛び込み、いまはA San(A3サポート)で働いています。契約したアパートが違法建築で、寝ている最中に警察が入ってきて外に出された。通勤路は膝まで冠水する。新築のはずの部屋は水漏れし、ドアノブが抜ける。それを歯磨きの話と変わらない調子で話す、たった1ヶ月後の姿です。
このエピソードで話していること
- 7月にゲスト出演した時点ではまだ渡航前だった小坂井さんが、現地採用でインドへ渡って約1ヶ月。今回は初のZoom収録で、インドから参加している。ちなみに内藤健司さんが出張で行った時期、名古屋は40度でインドは34度だった。知り合いから「避暑地に行ってますね」と言われるほどで、以前インドは48度でドライヤーを直に当てられるようだと話していた番組としては、立場が逆転している
- 最初に契約したアパートが、どうやら違法建築だった。寝ている最中に突然警察官が入ってきて外に出され、何が起こったか分からないまま、1時間くらいで戻れると言われたものの結局入れない。ラジャット社長に連絡すると不動産の担当を動かしてくれ、許可の再申請までは1、2ヶ月進めないと判明。交渉して仮のアパートを見つけてもらい、その日のうちに荷物を全部出した。管理会社にはヒンディー語しか分からない人も多く、日本人だけで何が起きているかを把握し交渉するのは難しい
- インドは見える限り半分くらいが違法建築ではないか、と小坂井さんは言う。本来は住居しか建てられないエリアに店や商業的な建物を作る。だからボロボロのビルや簡易的な作りの店が多く、警察に注意されたり行政の介入があったときにすぐ壊せるようになっている。アパートやオフィスを選ぶときは、そこにコンプライアンスがあるかどうかを見たほうがいい。書類の偽造も多い国なので、出てきたものを見て信じるわけにもいかない
- 住まいと生活のディテールも生々しい。駐在員向けではない現地のアパートを選んだのは、インドのスタンダードに近い環境のほうがコミュニケーションを取りやすいから。ただし新築と言われた部屋でドアノブが2つ抜け、流し台の水漏れは応急処置のまま。土地が低いので雨が降ると膝まで冠水し、いつもクロックスを持って出社する。ビルでも停電で1時間ネットが落ちることがあり、瞬停でWi-Fiが切れるのは日常。英語は身振り手振りを交えて話せるようになり、ヒンディー語の会話に混ざる英単語で内容を推し量れるようになった
- 纐纈智英が驚いたのは、トラブルの奇抜さよりも、それを歯磨きの話と変わらない調子で語っていること。もともと物静かな小坂井さんが、1ヶ月でインドナイズされている。ホームシックは、仕事柄お客様の本社をGoogleマップで見たときにやってくる。日本の風景を見ると帰りたくなる。食べ物で恋しいのは納豆。ちなみに内藤健司さんは、インドのうなぎがまずいので日本に帰ると初日と最終日にうなぎを食べていた
こんな方におすすめ
- インドへの赴任・出張が決まっていて、現地の暮らしの実際を知っておきたい方
- 海外の現地採用という働き方に、興味がある・迷っている方
- 駐在員向けではない住居やオフィスを、コストを抑えて選ぼうとしている
- インドで自社の社員が困ったとき、誰が助けてくれるのかを考えておきたい経営者
- 海外拠点の立ち上げで、契約書や許認可の確認をどこまでやるべきか整理したい
このエピソードからわかるQ&A
インドで契約したアパートが違法建築だと、どうなりますか?
実際に住めなくなることがあります。今回のゲスト・小坂井さんは寝ている最中に警察官が入ってきて外に出され、許可の再申請までは1、2ヶ月進められないと言われました。その日のうちに荷物を全部出し、仮のアパートへ移っています。
なぜインドには違法建築が多いのですか?
本来は住居しか建てられないエリアに、店舗や商業的な建物を作るケースが多いためです。行政の介入や警察の注意があったときにすぐ壊せるよう、簡易的な作りになっているものも目立ちます。小坂井さんは、見える限り半分くらいはそうではないかと話しています。
物件やオフィスを選ぶとき、何を確認すればいいですか?
コンプライアンスが守られている物件かどうかです。書類の偽造も多い国なので、出てきた書面だけを見て信じるのは危険です。出張や短期で慣れないうちは、コストを抑えて選ぶよりも、駐在員向けのしっかりした物件を選ぶほうが安全です。
トラブルが起きたとき、日本人だけで交渉できますか?
難しい場面が多くあります。マンションの管理会社には英語を少し話す人もいますが、ヒンディー語しか分からない人も多いためです。今回も現地でサポートしてくれる会社があったことで、その日のうちに仮住まいを確保できました。
現地採用でインドに行くと、生活はどう変わりますか?
土地が低い場所では雨のたびに膝まで冠水するため、クロックスを持って出社する。新築と言われた部屋でドアノブが抜け、水漏れは応急処置のまま。停電で1時間ネットが落ちることもあります。それでも1ヶ月で、そうしたトラブルを日常の出来事として話せるようになっていました。
Podcastアプリで聴く
通勤中や作業中に聴くなら、お好みのアプリでフォローしていただくと便利です。
※ フォローすると、新しいエピソードが自動で届きます
ゲスト
小坂井章吾
A SAN Hospitality Support Company
不動産仲介会社にて5年間、賃貸アパートの仲介営業や顧客サポートのキャリアを積む。2026年7月より「A san hospitality support」にて、日本人駐在員のための窓口業務に従事。自身初の海外勤務としてインドへ渡り、これまでのサポート経験を活かして現地駐在員の生活を支えている。
メインMC
内藤健司
みなりパートナーズ株式会社 代表取締役
https://minari-partners.co.jp/
アイシン(旧アイシン精機)で13年間、製造業の調達業務に従事。うちインド駐在4年を含む現場経験を持つ。その後KPMGコンサルティングでシニアマネージャーとして5年間を経て、2025年に独立。現在はサプライチェーン戦略・調達コスト削減・インド北部における業務支援を専門とする。インド企業・インド人との直接的なパイプを持ち、日本人ネットワーク経由ではない現場のリアルを知り尽くした実践者。美術学生サポート財団 理事長。著書に『それでもWin-Winなコンサル転職』。
MC
纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。
ポッドキャスト番組一覧
knowledge / ナレッジ

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。
Astride(アストライド)
〒510-0016 三重県四日市市羽津山町1-6
© Astride All rights reserved.







