#24 20ルピー渡したら、2キロ追いかけられた ── インドで「良かれ」が裏目に出るとき
内藤健司
メインMC
纐纈智英
MC
小坂井章吾
ゲスト
今日のテーマは「インド生活1ヶ月で起きたこと」です。ゲストは先週に続いて小坂井章吾さん。路上で暮らす子どもに20ルピーを渡したら顔を覚えられ、道を変えても見つかり、2キロ追いかけられて逃げ場のない水場まで追い詰められた。雨が降れば道路は30センチ冠水して訪問は中止になる。それを笑顔で話す、渡航1ヶ月後の姿です。
このエピソードで話していること
- 雨季の道路は本当に冠水する。天気予報を見ずに客先訪問のアポを入れた日、住んでいるグルグラムの地下道は外から見て用水路のようになり、大通りも30センチ浸かって断念した。客先も「こんな雨なのに来るの?」という反応で、現地では雨の日に無理に動かないことが共有されている
- お腹の話。日本の衛生水準が特別なのであって、1週間に1回はお腹を壊す。ガスと一緒に出てはいけないものが出てしまったことが2回あり、最初は恥ずかしくて誰にも言えなかったが、聞いてみればインドではよくあること。対策は基本的なことだけ——生焼けの肉は食べない、ハエがたかった肉が並ぶローカル市場ではなく、値段は高くても大きなスーパーの精肉店で買う
- 内藤健司さんの駐在時代の話も。鞄と車には替えのパンツを1枚ずつ入れていた。奥さんは便が出にくい体質で、下剤代わりに路上のパイナップルジュースを買いに行っていた。下剤より安く、下剤より効く。日本では金額の高い安いがおいしいかどうかの軸だが、インドではそこに安全か安全でないかという別の軸が加わる
- 路上で暮らす子どもにお金を渡したら顔を覚えられ、通るたびに寄ってくるようになった。子どものいない道を見つけて避けていたが、雨の日に目が合って2キロ追いかけられ、水場で行き止まりになって20ルピーを渡した。空手をやっていて走れるはずが、路上で生活する体力にはかなわない。取られたのは合計4回、走った日は100ルピーを要求された。ラジャットさんに相談すると「一度はっきり断れば来なくなる」。良かれと思ってやったことが尾を引く
- 違法建築で追い出されたアパートには、1ヶ月経ってもまだ戻れていない。2週間で終わると言われた申請が終わらず、銀行口座もようやく開けた。毎日がトゥモローで、言われた通りの期日にはならない。だからこそ日本語で相談できる相手が近くにいることが大きい。お土産の話も——喜ばれるのは味噌(現地では700ルピーもする)、そして昆布や海苔
こんな方におすすめ
- インドへの赴任・出張が決まっていて、生活の実際を知っておきたい方
- 現地で働く同僚に、何を持っていけば本当に喜ばれるのかを知りたい方
- 海外で「良かれと思って」した行動の落とし穴を、先に知っておきたい方
- 雨季の移動や現地の食事で、どこまで気をつければいいのか分からない
- 海外拠点で社員が困ったとき、誰が助けてくれるのかを考えておきたい経営者
このエピソードからわかるQ&A
インドの雨季は、移動にどれくらい影響しますか?
グルグラムでは地下道が外から見て用水路のようになり、大通りも30センチ冠水します。訪問を断念することもありますが、客先も「こんな雨なのに来るの?」という反応で、雨の日に無理に動かないことが共有されています。天気予報の確認が前提になります。
お腹を壊さないために、何をすればいいですか?
生焼けの肉を食べない、ハエがたかった肉が並ぶローカル市場ではなく、値段は高くても大きなスーパーの精肉店で買う。小坂井章吾が実際にしている対策は、この基本的なことだけです。それでも週に1回は壊すことがあります。駐在経験のある内藤健司さんは、替えの下着を鞄と車に1枚ずつ用意していました。
路上で暮らす子どもにお金を渡してもいいですか?
渡さないほうがいいというのが結論です。一度渡すと顔を覚えられ、通るたびに寄ってきます。小坂井章吾は道を変えて避けていましたが、雨の日に見つかって2キロ追いかけられ、行き止まりで渡すことになりました。ラジャットさんの助言は「一度はっきり断れば来なくなる」でした。
現地で働く同僚に、何を持っていくと喜ばれますか?
味噌です。現地では生の味噌が売っておらず、あっても700ルピーと高価です。昆布や海苔も、不足しがちな要素が取れるため喜ばれます。
現地の手続きは、予定どおりに進みますか?
進みません。2週間で終わると言われた許可の再申請は1ヶ月経っても終わらず、元のアパートに戻れていません。銀行口座もようやく開けたところです。だからこそ、日本語で相談できる相手が近くにいることが大きいと語られます。
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ゲスト
小坂井章吾
A SAN Hospitality Support Company
不動産仲介会社にて5年間、賃貸アパートの仲介営業や顧客サポートのキャリアを積む。2026年7月より「A san hospitality support」にて、日本人駐在員のための窓口業務に従事。自身初の海外勤務としてインドへ渡り、これまでのサポート経験を活かして現地駐在員の生活を支えている。
メインMC
内藤健司
みなりパートナーズ株式会社 代表取締役
https://minari-partners.co.jp/
アイシン(旧アイシン精機)で13年間、製造業の調達業務に従事。うちインド駐在4年を含む現場経験を持つ。その後KPMGコンサルティングでシニアマネージャーとして5年間を経て、2025年に独立。現在はサプライチェーン戦略・調達コスト削減・インド北部における業務支援を専門とする。インド企業・インド人との直接的なパイプを持ち、日本人ネットワーク経由ではない現場のリアルを知り尽くした実践者。美術学生サポート財団 理事長。著書に『それでもWin-Winなコンサル転職』。
MC
纐纈智英
アストライド-Astride- 代表
「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。
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私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。
アストライドは、代表・纐纈が200社以上の経営者インタビューで培ってきたノウハウと対話力を軸に、BtoBマーケティングの視点からクライアント様それぞれのステージに合わせた各種クリエイティブをご提案・制作します。

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