HomePodcast ProgramWebマーケティング特捜部#33 経営者こそ、バイブコーディングを ── 課題の解像度は、社長が一番高い
Webマーケティング特捜部 2026.08.13 13分36秒

#33 経営者こそ、バイブコーディングを ── 課題の解像度は、社長が一番高い

⁠硯里宏幸

メインMC

纐纈智英

MC

今日のテーマは「経営者とバイブコーディング」です。チャットに「こういうプログラムを作って」と頼めば動くものができる時代。その入口に、実は経営者が一番向いている——硯里宏幸さんがそう言い切ります。環境をセットアップした翌週には有名ツールに似せたものが、その翌週にはグループ会社の売上シミュレーターが出てくる。加速度的に進んでいく現場を、何度も目の当たりにしてきたからです。課題の解像度が一番高いのは、社長本人。纐纈智英が自分用の文字起こしアプリを組んだ話も交えて話しました。

このエピソードで話していること

  • この回でのバイブコーディングの定義は「ChatGPTに『こういうプログラムを作って』と頼んで作っていくこと」。ノリで開発するという文脈の言葉だが、エンジニアである硯里さんも同じようにチャットに開発させている。チャットの中だけで驚くほど作れてしまう
  • 纐纈が作った自分用の文字起こしアプリ。Dropboxに音声を保存するとMacがローカルのWhisperで自動的に文字起こしし、記事の内容と合わせて保存・キュレートしてObsidianへ。iPhone・iPad・Apple Watchから起動する第二の脳として使っている
  • 非エンジニアの経営者がシステムを作る現場。初日に環境をセットアップした翌週には有名ツールに似せたものができ、その次はグループ会社の売上シミュレーターや利益シミュレーター、さらに相性診断。3週目には加速度的に進んでいく
  • 向いているのは金融系、財務管理や証券トレーダー出身の方。そしてExcelの関数を組める人。関数の概念はプログラムの概念に近く、ITへの抵抗感も少ない。「こういうものがあったら」という当たりが、もともと他の人より高い解像度でついている
  • プロトタイプは経営者が作り、保守性・セキュリティ・拡張性はエンジニアが引き受ける。SaaSを置き換える話ではなく、作り込まれた使い勝手や法改正への対応はSaaSに任せ、かゆいところに手が届かない部分だけを自分で作る。経営層が手を動かすと社員の意識が変わり、固まっていた組織やルールが柔軟になる

こんな方におすすめ

  • ChatGPTでどこまで作れるのか、自分で試してみたい経営者・経営幹部
  • Excelの関数やマクロを自分で組んでいる方
  • 社内のデジタル化・IT化・DXがなかなか進まないと感じている
  • 既存のSaaSが自社の課題にフィットしていないと感じている
  • 作った試作品から先を、誰にどう任せるか考えている

このエピソードからわかるQ&A

バイブコーディングとは何ですか?

この回では「ChatGPTなどのチャットに『こういうプログラムを作って』と頼み、対話しながら作っていくこと」と定義しています。もともとは「ノリ(vibe)で開発する」という文脈の言葉ですが、エンジニアが設計を持ちながらチャットに実装させるケースも含めて広く使われています。

プログラミング未経験の経営者でも、本当に作れますか?

実際に非エンジニアの経営者が、環境をセットアップした翌週には有名ツールに似せたものを、その次の週には売上シミュレーターを作っています。特に金融系・財務管理の出身者や、Excelの関数を自分で組んでいる方は相性が良い傾向があります。

なぜエンジニアより経営者の方が向いていると言えるのですか?

自社の課題に対する解像度が一番高いのが経営者本人だからです。エンジニアは「こういうことが課題ですか」とお伺いを立てて当てにいく必要がありますが、経営者は「これがあったらいい」を一足飛びに形にできます。

作ったものは、そのまま社内で使ってよいのでしょうか?

自分が使う範囲であれば有効ですが、サービス化したり他の方と共有したりする場合はセキュリティや保守性の検討が必要になります。プロトタイプは経営者が作り、その先の作り込みはエンジニアが引き受けるという役割分担が現実的です。

バイブコーディングが広まると、SaaSは不要になりますか?

この回では置き換えを前提にしていません。作り込まれた使い勝手やセキュリティ、毎年の法改正への対応はSaaS側の強みです。SaaSではかゆいところに手が届かない部分だけを自分で作る、という使い分けが現実的だと話しています。

メインMC

⁠硯里宏幸

株式会社アスターリンク 代表

https://www.aster-link.co.jp/

名古屋工業大学大学院 情報工学専攻 修了。新卒で富士通(現・富士通株式会社)に入社し、SEとして堅実なシステム開発・プロジェクトマネジメントに従事。その後、メガベンチャーのエイチームへ転職。Webエンジニアとして「ナビクル」等のバックエンド刷新を担当する傍ら、SEOの才能が開花。激戦ジャンルで検索1位を獲得し、コンテンツマーケティング部を統括する。2019年に独立。「Webは作品ではなく資産」をモットーに、エンジニアリングとマーケティングを掛け合わせた実践的なWeb集客コンサルティングを行う。

MC

纐纈智英

アストライド-Astride- 代表

「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。

ポッドキャスト番組一覧

knowledge / ナレッジ

私たちアストライドは、経営者のインタビュー映像の制作に圧倒的な強みを持っています。
課題や要件が明確でなくても問題ございませんので、お気軽にご相談ください。